2014年02月13日
正雄じいちゃんの33回忌!
葬式は
2月だったね。
自宅であげたね。
その時20代の私は、従姉妹に仕立ててもらったビロードの黒いお気に入りのワンピースを着て
家の中をウロウロしていました。
明治産まれのじいは
酒飲みで短気で職人カタギで丈夫で煙草吸いで、寒がりで......
大工仕事の帰りに自転車こいでたじいちゃんは
車にはねられ膝がおかしくなって
もう二度と自転車に乗れなくなった。
晩年は人工肛門になっちやって
好きなお風呂も残り湯で
脱衣所にアグラかいて
パッチの張替えを黙ってやってた姿が焼き付いています。
腹から飛び出たピンク色の腸を
気持ち悪い....って。
パッチに入っている便が臭い....って。
言ってたのかな?私?
..........
匂い消しのパウダーはたいて腹帯締めるじいちゃんの背中。
私は生まれた時から祖父が
大工だったのは知っていた。
材木に一斗缶、カンナや墨みたいな変わった道具がたくさん荷小屋にあったからね。
でもこんな素晴らしい後世に残る料亭に携わっていたなんて
法事の後のおときの席で叔母さんから初めて聞いて
私も弟も
びっくり(@_@)(@_@)
じいちゃん、かっこいい。
そこに名前が残ってなくても
あの図面はじいちゃんが引いたみたい。
本当、知らなかった。
私の両親は私と弟がその事を知らないってのに
びっくりしたという......